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やすらぎや(安木屋場)強兄の糸芭蕉

2,000円

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糸芭蕉の木を見たことはありますか? ここ奄美大島の安木屋場には糸芭蕉の群生地があるほど、伝統的な地域に根差した植物です。 見た目はバナナの木のようですが、バナナの木は”実芭蕉”と呼ばれ、鑑賞用は”花芭蕉”、そして繊維である糸が採れる芭蕉を”糸芭蕉”と呼ばれています。 この芭蕉の繊維は、昔から非常に高価であり、芭蕉布は日本三大古布のひとつとして有名です。 そして、ユタ神様を中心とした祭祀の伝統文化が残るここ奄美では、 この芭蕉の幹の中心部分の最も白い部分の糸を使い、 ユタ神様がご神事の際に身に着ける衣装を織っていました。 そんな貴重な糸芭蕉の繊維を、(株)天美では芭蕉の木を栽培するところからはじめ、大きく育った芭蕉の幹を山から刈り取り、繊維を含んだ幹を薄く丁寧に剥ぎ、それをガジュマルの灰とともに大きな釜で煮ます。 すると独特な美しいうっすらとピンクがかった色になります。 その煮たものを、竹で作った道具でしごき、余分な部分を丁寧にそぎ落とすと 美しい芭蕉の繊維が現れます。 これだけ手間暇かけた芭蕉の繊維。 写真の繊維から 10gです。

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